2012/10/12

体の中を心地よい「ふぁんそん」感覚で満たしましょう!


中日新聞プラス 達人に訊け!
和気信一郎の気功流癒しのテクニック~癒しの気功法~
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体の中を心地よい「ふぁんそん」感覚で満たしましょう!2012/9/17

また、聞き慣れない言葉が出て来ました。

「ふぁんそん」という言葉です。

この「ふぁんそん」というのは、中国の言葉で、「放鬆(ほうしょう)」と書き、気功や太極拳などの分野で用いられ、リラックスとか脱力などと訳されている言葉です。しかし、リラックスとか脱力などというと、筋肉を弛緩させてダラーンとするような感じになりますが、決してそうではありません。

放鬆の「鬆」は、「大根に鬆(す)が入る」という時の「鬆」で、中が空洞になる、固まっていたものがゆるんでいくという意味です。また、「放」は、開放、放散などという言葉に表れているように、四方八方に自由に広がるという意味です。

ですから、放鬆は、中がゆるんで空洞(実際は空洞感)になり、その感覚が体いっぱいに広がるという体感のことなので、単にリラックスと訳さず、その内容的な意味を大事にするために、そのまま中国語で読み、しかも、そのやわらかな感覚を表すために「ふぁんそん」と、ひらがなで書くようにしているのです。

話は長くなりましたが、では実際に、体の中を「ふぁんそん」の状態にし、その心地よさを体感してみることにしましょう。


掌の間にやわらかな「気のボール(気の泡)」を作りましょう。


その「気のボール」を両手で持ち上げ、鎖骨の間の窪み辺りに掌をむけ、「気のボール」を、ふわーっと押し当てるようにしてみましょう。「気のボール」が押し当てられた体側の皮膚にジワーっと、ゆるんで温かい「ふぁんそん」の感覚が出て来て、ゆっくり皮下に染み込んでいきます。「気のボール」の三分の一から二分の一くらいが体の中に染み込んでいるといった感じでしょうか。


次に、「気のボール」を胸板から両胸の間くらいに下ろし、掌を向けて「気のボール」を押し当てましょう。「気のボール」が、胸板から胸の中に染み込み、ジワーっとした温かな「ふぁんそん」の感覚が感じられるのを待ちましょう。


続いて「気のボール」を胃袋の前(上腹部)に下ろし、上腹部の皮膚から皮下、胃の辺りまで「ふぁんそんの感覚」が出て来るのを待ち、更に下腹まで下ろして、同じように下腹の中(骨盤の中)の温かな「ふぁんそん」の感覚を体感してみて下さい。

鎖骨の間、胸板、上腹部、下腹部の四カ所くらいで、(気のボール)が体の中に染み込み、体の中が温かい空気で満たされているような感覚が体感できれば、それが「ふぁんそん」の感覚であり、その体の状態が「ふぁんそん」の状態なのです。


最後は、両手を前に向け、膝の上に乗せるか左右斜め下に下ろし、胸板からおなかを解き放つように開いて、体内の「ふぁんそん」の感覚が広がり、皮膚というバリアが薄れ、外の空気と溶け合った状態になる心地よさの体感を楽しんでみて下さい。

気功は、怪しげで神秘的なものではなく、体感による自分自身の癒しの技ですから、興味のある方は、一度、教室に体験に来てみて下さいませ。